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そもそも肌は加齢とともに劣化していきます。
しかし、私たちが日ごろ過ごしている中で肌を劣化させてしまっている原因があります。
肌を劣化させている原因と対策を紹介していきたいと思います。
Contents
肌を劣化させている要因
肌を劣化させている要因は、大きくわけて2つあります。
外からの刺激がある外的要因と、体の内側からくる内的要因があります。
本来であれば、肌が外からの刺激に対して守るための防御力を持っていますが、外的要因と内的要因が加わると、防御力が下がり、さらに刺激を受けやすくなってしまうのです。
肌を劣化させている「外的要因」
外的要因とは、体外からくる刺激のことを言います。
ここでは、「乾燥」「酸化」「紫外線」があげられます。
これについて詳しく説明していきたいと思います。
①肌を劣化させる外的要因「乾燥」
最も、肌の老化を促進させる「乾燥」。
肌が乾燥すると、肌の角質の水分量が減少し、光の反射量が低下して、肌がくすみます。
さらに乾燥が進むと、肌の表面が硬くなり、肌の表面がごわつきはじめメイクのりも悪くなり、小じわの原因にもなります。
そして、小じわが進むと深いしわへと変化していきます。
また、紫外線も肌を乾燥させる要因なため、肌が乾燥しないように、日中からスキンケアに力を入れ、紫外線対策もしましょう。
②肌を劣化させる外的要因「酸化」
酸化とは、何かと酸素が結びつく働きのことを言います。
例えば、リンゴを向いておいておくとどんどん色が白っぽい黄色から茶色に代わることありますよね。これは酸化が起こっている状況です。
この「酸化」が肌の上でも起こっています。
皮脂が酸化すると、「過酸化脂質(肌のさび)」になり、これがニキビの原因になります。
また、食生活や過度なストレス、紫外線や大気汚染、排気ガスなどにより発生する活性酸素というものがあります。
この活性酸素の原因により、コラーゲン線維が攻撃され、肌のハリや弾力が低下してしまう原因にもなります。
③肌を劣化させる外的要因「紫外線」
肌の劣化の約80%は「紫外線」が原因だと、米国皮膚科学会では考えられています。
紫外線は肌の真皮までダメージを与えます。
そのため、シミやそばかすだけでなく、ハリや弾力の低下などあらゆる肌トラブルを引き起こします。
紫外線対策を怠らないようにと口うるさくいうのはこれが原因ですね。
肌を劣化させている「内的要因」
内的要因とは、体内からくる刺激のことをいいます。
ここでは、「加齢」「栄養バランス」「代謝不調」「ストレス・疲労」「ホルモン」があります。
これらについて詳しく説明していきたいと思います。
①肌を劣化させる内的要因「加齢」
生きている以上避けては通れないのはこの「加齢」です。
加齢とともに細胞の働きは弱くなり、皮膚全体の活性が低下するのです。
肌の水分量と皮脂量は年齢とともに低下していきます。
それにより乾燥が進み、肌の劣化がすすみ小じわなどの原因になります。
さらに真皮では、水分を保つヒアルロン酸や、ハリを保つコラーゲン線維、エラスチン繊維などを作り出す能力も衰え、ハリや弾力を失い、たるみなどの原因になるのです。
20~30代で乾燥による小じわが増え、40~60代で、深いしわが目立つようになります。
②肌を劣化させる内的要因「栄養バランス」
不規則で偏っている食事は、体調不良・免疫低下・肌状態の悪化をさせる原因となります。
コーヒーやお酒などの嗜好品は適量であれば問題ありませんが、どちらも神経興奮物質で中毒性もあるため、過剰摂取は控えるようにしましょう。
また、バランスの良い食事をとるようにし、油分と糖分の摂りすぎに注意をする必要もあります。
③肌を劣化させる内的要因「代謝不調」
代謝が不調になるということは、内臓が不調になること。
内臓不調は、肌にもさまざまな影響をもたらします。
〇肝臓が不調の場合
肌荒れ(皮膚が荒れる)、肌の色が黄色にくすむこのような不調が現れます。
〇腎臓が不調の場合
体がむくみやすくなります。
〇血行不良の場合
加齢とともに血管はかたく弱くなったり、筋力が落ちてくると血行不良になります。
血行不良になることで、肌に栄養がいきわたらず、ハリや弾力が低下し、肌が黄色くくすんだりします。
代謝をよくするためには、軽く運動をしたり、入浴したりなど血の巡りをよくするような行動を心がけましょう。
④肌を劣化させる内的要因「ストレス・疲労」
私たちは、気づかぬうちにあらゆる「ストレス」を抱えています。
どういうことからストレスを感じているのかというと、大きく分けて4種類あります。
・天気や騒音などの物理的なもの
・嫌な臭いなどの科学的なもの
・最近やウィルスなどの生物化学的なもの
・人間関係の悩みなどの精神的なもの
このように4種類のことから、ストレスを感じるようになっているのですが、そのストレスから自らの健康を維持するために「ホメオスタシス」というバランスを保とうとする力が備わっています。
この力は、脳がコントロールしており、「内分泌系」「神経系」「免疫系」の3つの仕組みがそれぞれ機能をしてストレスを緩和させようと力が働いているのですが、過剰なストレスがかかると、この指令が乱れてしまい、疲労などを起こしやすくなります。
では、それぞれの3つのしくみについても詳しく見ていきましょう。
〇「内分泌系」が与える影響
内分泌系は、肌に影響を与えるといわれています。
女性ホルモンである、黄体ホルモンの分泌が活発になったり、卵胞ホルモンとのバランスがくずれることでメラニン産生を促すといわれています。
このメラニン産生により、シミの原因になります。
〇「神経系」が与える影響
ストレスを過度に受けると、リラックス状態を保つ副交感神経よりも、交感神経が活発に働くようになります。
交感神経が活発に働くようになると、血流が悪くなり、発汗を促進します。
また、消化活動も抑制されるなど、体調不良を引き起こしやすくなるのです。
〇「免疫系」が与える影響
自立神経と免疫系は、とても深い関係があります。
交感神経が活発に働きすぎると、炎症をおこしやすい状況に。
副交感神経が活発に働きすぎると、リンパ球が増加しアレルギー症状を起こしやすい状況になります。
お肌だけでなく、体全体にも影響してきます。
ストレス解消は人それぞれですが、できるだけストレスを抱えないように自分にあったストレス解消法をみつけるようにしましょう。
⑤肌を劣化させる内的要因「ホルモン」
私たちは、加齢とともに「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「成長ホルモン」の分泌が減少します。
これらは、私たちの若さを保つためのホルモンです。
〇卵胞ホルモン(エストロゲン)
卵巣から分泌されるもので、肌の弾力を保つコラーゲン線維やヒアルロン酸の生成を促進し、肌が水分を保持する作用があります。
しかし、このホルモンは、30代後半から徐々に減少し、肌の老化が加速するといわれているのです。
〇成長ホルモン
脳下垂体から分泌されるホルモンで、日中ではなく睡眠中に分泌されます。
子供時代には成長に欠かせないもので、大人になると組織の修復に役立ちます。
大人になっても睡眠が大切といわれる理由には、このホルモン分泌とのかかわりが大きくあるようですね。
これ以外にも、女性にとって厄介な肌の不調をもたらす「黄体ホルモン(プロゲステロン)」というホルモンがあります。
これは、排卵後に分泌されるもので、皮脂分泌を増やしてニキビをできやすくしてしまいます。また、むくみもこのホルモンの影響です。
女性は、ホルモンによって体調を左右されやすいため、対策をしてもどうにもならないことがありますが、めげずに頑張りましょうね!!!!
私たちが無意識に肌を劣化させていることとは? まとめ
いかがでしたか?
無意識のうちに肌を劣化させている原因は意外とたくさんあることがわかりましたね。
この無意識に意識を向けて、肌を劣化させないように努力しましょう!