こんにちは!
最新のトレンド美容アイテムをリアルにレビューするbeauty list(@beautylist_official_)です。
みなさんは「ベビーオイル洗顔」って聞いたことありますか?
その名の通りベビーオイルを使ってメイクを落とす”ベビーオイル洗顔”は、SNSを中心に「毛穴汚れが落ちた」「乾燥が気にならなくなった」という口コミが続出し話題になりました。
ですが中には、ベビーオイル洗顔をしたらニキビが増えた、毛穴に全く効果なかった、というようなマイナスの評判もあったりします。
Contents
ベビーオイル洗顔とは
ベビーオイル洗顔とは、簡単に言えば、クレンジング&洗顔をベビーオイルに変えるスキンケアのことです。
クレンジング、もしくは洗顔をベビーオイルに変え、”落としすぎない”ことで、肌の負担を減らし、肌を改善させる効果があると言われています。
そもそも一般的なクレンジング剤は、洗浄系の界面活性剤という成分が入っているため、肌が持っているうるおい成分(セラミドや、NMFなどのアミノ酸類)を落としすぎてしまうことがあります。
乾燥や肌荒れを起こす原因の1つに、クレンジングや洗顔のしすぎが考えられます。
「汚れをしっかり落とす」ことにフォーカスした結果、世の中には結構界面活性剤が入った洗浄力が強いクレンジング剤や洗顔料がかなり多いんです…。
一方でベビーオイルには界面活性剤は入っていないので、肌が自ら持っているうるおい成分の流出を防ぎながら、メイクを浮かせることができるのです!
ベビーオイル洗顔の正しいやり方
ベビーオイル洗顔のやり方は簡単。
一言でいえば、『ベビーオイルを2~4プッシュほどメイクに馴染ませて、お湯で流す』だけです。
もう少し詳しく手順を解説します。
① ベビーオイルを2~4プッシュ程、手のひらに取る
少なすぎるとオイルオフする時に肌に摩擦を与えてしまうので、とにかくたっぷり使うのがポイントです。足りない場合は後で足してもOK!
② 顔全体に伸ばしていく
オイルとメイクを優しくなじませていくイメージで顔全体にのせていきます。この時絶対にクルクルしたり、こすったりしないことがポイントです。
③ 細かい部分だけ指先で撫でる
まぶたまわりや小鼻、唇の下などといった残りやすい部分だけ、指先で撫でていきます。この時も決してこすらずに優しくタッチするイメージで。
④ ティッシュでオイルオフ
メイクが浮いたら、ティッシュペーパーやキッチンペーパーを使って、オイル感がなくなるまでしっかりとオフしていきます。肌のべたつきがなくなるまで、何枚でもペーパーを使って下さい。
紙を重ねた上からそっと抑えて、摩擦がかからないように、「拭き取る」でなく「吸い取る」イメージで。
⑤ 優しく洗顔する
顔にオイル感がなくなったら、そのまま入浴し、いつも通り洗顔します。気になる方は洗顔前にぬるま湯で優しく洗い流してもOK。
⑥ いつも通りのスキンケア
あとは、いつも通りのスキンケアを行って完了です!
オイルをなじませる時やティッシュオフする時など、どのプロセスでもとにかく「こすらない・摩擦NG」を心がけてください。
普通のオイルクレンジングではダメなのか
要はクレンジング剤の代わりにベビーオイルを代用するベビーオイル洗顔。
しかしここで疑問が。
そもそも通常のオイルクレンジングとは何が違うのでしょうか?オイルクレンジングとベビーオイルではなにか違いがあるのでしょうか?
その理由はずばり、通常のクレンジングオイルでは角栓を溶かしすぎてしまうからなんです!
ベビーオイルより洗浄力が強いオイルクレンジングは、それだけ強力に角栓を溶かします。
ですが、角栓の約7割はオイルでは分解できないタンパク質でできているので、完全に角栓を溶かすことはできません。
そのため、表面はドロドロで芯は残ったままの角栓は、毛穴にへばりつきやすく肌に残ったままなのです。
ベビーオイル洗顔で角栓ポロリは本当?リアルな口コミは
このベビーオイル洗顔を続けることで、角栓が取れて毛穴がきれいになる効果があるとのことで、SNS上では、「角栓ポロリ」と称賛されていました。
なぜ角栓が取れるのかというと、ベビーオイル洗顔では角栓を溶かし過ぎないからなんです。
ベビーオイル洗顔では、角栓の芯そのものはしっかり生き残ったまま、表面から少しずつ角栓をふやかしていきます。
表面が溶けてくると、毛穴と角栓の間にすきまができて、グラグラした角栓はそのままスポッと取れてしまうという仕組みです。
わかりやすく図解するとこんな感じですね。
では実際にベビーオイル洗顔で角栓ポロリはできるのでしょうか…?
実際に試してみた方の評判を見てみましょう。
スゴイですね。Twitterを見るとかなり実際に角栓ポロリをした人が多い印象です。
逆に肌荒れ!ベビーオイル洗顔でニキビが多発
ですが、良い評判ばかりではありません。
口コミを見ていると、ベビーオイル洗顔で逆にニキビが出来た、肌が荒れた、という口コミも一定数あるようです。
ベビーオイルは蒸発しにくく角質に浸透しないため、毛穴などに詰まりやすい面もあります。
ベビーオイル洗顔により逆に毛穴詰まりからニキビの原因になることもあるので、注意が必要な場合もあります。
ベビーオイル洗顔はおすすめしない?皮膚科医の見解
SNSで支持されているベビーオイル洗顔ですが、さまざまな肌の専門家や皮膚科の先生の意見も見てみると、中にはベビーオイル洗顔に懐疑的な意見もあったりします。
ホンマでっかTVにも出演したことがある、「さわらない美容」で有名な皮膚科医のえりりんこと上原恵理先生によれば、
ベビーオイル洗顔をやった後に別の洗顔料で洗顔するという方に関しては、別の洗顔料を使った時点で「界面活性剤」を使っていることになる。
界面活性剤を避けたはずが、界面活性剤を使ってしまうことになるので、もはや矛盾。
単純に、洗顔料でキレイに汚れを落として、スキンケアして、最後にベビーオイル塗ればいいんじゃない?
【徹底解説】ベビーオイル洗顔意味わかってやってますか??洗顔と界面活性剤の関係より
とのことです。
言われてみれば確かに、界面活性剤を避けたはずなのに、その後の洗顔で界面活性剤入りのものを使ってしまっていたら意味がない気もしますね…。
念のため上原先生がベビーオイル洗顔について解説している動画をご紹介しておきます。
すごくわかりやすく説明してくださっているので、ぜひベビーオイル洗顔について興味のある方は一度見てみることをおススメします。
ベビーオイル洗顔の注意点!合う人・合わない人
というわけで、さまざまな意見のあるベビーオイル洗顔ですが、使用するにあたっての注意点があります。
濃いメイクは落ちないので注意
まず、ベビ―オイル洗顔自体は洗浄力が弱いので、薄いメイクの方向けの洗顔方法になります。
日焼け止めとパウダーファンデーションくらいの、「薄いベースメイク」を落とすための方法です。
ですので、以下のメイクはベビーオイル洗顔だけでは落ちない場合があるので注意です。
- カバー力の高いファンデーション
- ウォーターフループのポイントメイク
- ティントタイプのリップ
ニキビ肌やアトピー肌の人は合わない可能性大!
水分量の流出を防ぐ目的のベビーオイル洗顔は、乾燥肌・敏感肌の方におすすめですが、逆にニキビ肌やアトピー肌の方は要注意です。
口コミによると実際にベビーオイル洗顔が合わなかったという方は、ニキビが出来やすい肌の方だったり、アトピーになりやすい肌の方が多いようでした。
また、オイリー肌の方は、ベビーオイルを塗ることによって余計な皮脂がプラスされベタベタになり、毛穴に皮脂が沢山溜まった状態になり新たにニキビが出来てしまう可能性があります。
結局ベビーオイル洗顔は正しいのか
というわけで、巷で噂のベビーオイル洗顔について調査してみましたが、要はベビーオイル洗顔のメカニズムを簡単に言うと、『ベビーオイル洗顔によって洗いすぎだった状態から脱却できる→肌荒れが改善する』というわけですね。
ですので言ってしまえば、ベビーオイルのもつ力がものスゴイのかというと決してそういうわけではなくて、ベビーオイルを手段として使うことによって、洗いすぎを防げることが肌改善に繋がっているということです。
ベビーオイル洗顔には本当に色々な説があるので、一概に「これは正しい!」「これは間違いだ!」と断言することはできませんが、実際に効果があった人が多くいるのも事実です。
肌に合わない方ももちろんいますが、正しい知識をしっかり持った上で自分の肌に向いていそうであれば、一度試してみるのはアリなのではないでしょうか。
日々肌にいい化粧品やスキンケア用品を追求することに心を燃やしている著者(@beautyishealth_official)ですが、最近見つけた個人的イチオシのシカクリームがあるので、スキンケア迷走中の方はよかったらぜひこちらの記事もチェックしてみてください💄❤